2016年11月2日水曜日

Android端末を標的にしたランサムウェアが増加中 感染すると端末をロック

パソコンで危険なソフトのランサムウェア(身代金要求ウイルス)。これに感染すると、パソコン内の全てのファイルを暗号化し使えなくなります。

このランサムウェアのAndroid端末版が増加中だそうです。

感染すると、パソコンとは違い、端末自体を使用不能にして「人質」とする「端末ロック型」とのこと。これは、とても危険ですね。

参考情報:
 Android端末を狙うランサムウェアが増加、端末を操作できないようにする「ロック型」 -INTERNET Watch
 http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1020519.html


なお、上記の情報によると、不正アプリのほとんどは、正規マーケットではなく不審なサードパーティマーケットやインターネット上で配布されているとして、以下の対策を推奨しています。


【Android端末を標的にしたランサムウェアの対策】



(1) 信頼できる場所からアプリをインストールする

正規のAndroid向けアプリマーケットである「Google Play」や、携帯電話事業者が運営するような信頼できるアプリマーケットからのみ、アプリをインストールする。

(2) 提供元不明のアプリのインストールを許可しない設定にする

Androidスマホの場合、セキュリティ設定から「提供元不明のアプリのインストールを許可する」の設定を無効にする。


今回の対策も含め、スマホを安全に安心して使う方法をまとめてみると以下になりますね。


【スマホのセキュリティ対策】

対策1. セキュリティ対策アプリをインストールする

パソコンと同じようにウイルス対策専用のアプリを利用することが大事です。パソコンと同じ機能を持ったスマートフォンにもウイルス対策ソフトは必須ですね。


対策2. 基本ソフトOS(Android、iOS)、アプリを最新版にする

パソコンのWindowsと同じように、古いバージョンのままで使用し続けると、不正アクセスや情報が盗み出される危険性があります。スマホの基本ソフトOS、ブラウザなどのアプリも、バージョンアップが必要です。


対策3. 信頼できる場所からアプリをインストールする

信頼できる場所とは、メーカーや携帯電話会社が用意する正規のアプリケーション・ストア(アプリ・ストア)です。

日本スマートフォンセキュリティ協会によると、iPhone(アイフォーン)向けの「App Store」や、アンドロイド端末向けの「Google Play ストア」といった公式マーケットや、NTTドコモやKDDI(au)といった大手携帯会社のマーケットからアプリを入手することが重要です。

これらのマーケットで入手できるアプリは有害なウイルスの有無を確認する審査を経ています。不正アプリの多くは、これら以外のマーケットやサイトで見つかっています。


対策4.  提供元不明のアプリのインストールを許可しない設定にする

意図せずインターネット上の不審なファイルをインストールしないように設定する。Androidスマホの場合、セキュリティ設定から「提供元不明のアプリのインストールを許可する」の設定を無効にする。