2015年9月15日火曜日

ウソのような本当の話! Windows10が自動ダウンロードされる ~対策も紹介します

Windows10へのアップグレードの件、落とし穴がありました。実は、「Windows 10」、予約しなくても約6GBのファイルを自動ダウンロードするそうです。
 

今回は、下記のITmedia ニュースで紹介されていた「Windows10の自動ダウンロードを防ぐ方法」(Windows8.1編)を実施しましたので、手順を具体的に紹介します。 この方法で、”Windows10の予約アイコンも削除”できました。


Windows10の自動ダウンロードの内容、ITmedia ニュースで知りましたが、ウソのような本当の話ですね。ZDNet Japanの記事でも、同じ内容の記事がありました。詳しくは以下を参照下さい。

 「Windows 10」、予約しなくても約6GBのファイルを自動ダウンロード
  (回避方法あり) - ITmedia ニュース
  http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1509/12/news017.html

 「Windows 10」、インストーラが自動ダウンロードされることが判明
  - ZDNet Japan
  http://japan.zdnet.com/article/35070468/



なお、上記の記事をみると、Microsoftの基本的考え方は、

  Windows10へのアップグレードは「Windows Update」の一環

ということみたいです。でも、この考え方は論理的におかしいです。

 「Windows Update」=使っているWindowsバージョンの更新内容

であり、Windows10へのアップグレードは、Windows自体の変更で、これは「Windows Update」ではありません。変更内容のレベルが全く違います。




■ 「Windows 10」約6GBのファイル自動ダウンロードの悪影響


「Windows 10」、予約しなくても約6GBのファイルを自動ダウンロードする悪影響は以下になります。ディスク容量が少ない、モバイルPCを持っている人には影響が大きいですね。私もその一人です。

(1) 大きなファイルをダウンロードするのでデータ通信時に影響が出る

  例えば、スマホのデザリング機能を使い、Windowsパソコンでインターネット利用時
  (この場合は、スマホの通常速度で通信できる上限を越える)
  
(2) ダウンロード後に数ギガバイトのディスク容量を占有する

  もし、モバイルPCであればディスク容量が64GB以下の場合もあります。
  この場合、空き容量が少なく、自動ダウンロードは悪影響を与えます。



■ Windows10の自動ダウンロードを防ぐ手順 Windows8.1編


下記のITmedia ニュースの内容を実施した具体的手順(Windows8.1編)を、画像付きで紹介します。但し、この内容は”Microsoft非公認”ということなので注意下さい。


 「Windows 10」、予約しなくても約6GBのファイルを自動ダウンロード
  (回避方法あり) - ITmedia ニュース
  http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1509/12/news017.html



今回、紹介するWindows10の自動ダウンロードを防ぐ方法は、PC操作に慣れていないと、とても大変な作業です。くれぐれも慎重に実施下さい。

なお、ITmedia ニュースの記事では、以下の3つが紹介されていましたが、私のパソコンでは、まだ、ダウンロードファイルは無かったので、1及び2について紹介します。


 0. 既にフォルダがダウンロードされている場合は、これらを削除する。

       (OSのドライブにある「$WINDOWS.~BT」と「$Windows.~WS」)
 
 1. 関連するプログラムをアンイストール

 2. 関連するプログラムを「更新プログラムの非表示」に設定



1及び2を実施するだけでも、自動ダウンロードを防ぐことができますし、”Windows10の予約アイコンも削除”できます。

意外に神経を使う作業でしたので、PC操作に慣れていないと大変な作業になります、くれぐれも慎重に考え、実施下さい。

(注)ITmedia ニュースの筆者の方は、仕事メインのPC(Windows 7)で、インストールの予約をしていなかったのに、HDDに2つのインストール関連フォルダがダウンロードされていたそうです。


■「1.関連するプログラムをアンイストール」具体的手順

コントロールパネルの「プログラムと機能」→「インストールされた更新プログラムを表示」で探し、以下のプログラムをアンインストールする。

    Windows 8:KB3035583、KB2976978


1-①コントロールパネルから「プログラム」を開く

1-②「プログラムと機能」の「インストールされた更新プログラムを表示」を開く

1-③「KB3035583」をアンインストール~「KB3035583」を検索して選択後アンインストール

1-④再起動のメッセージが出るが「後で再起動」を選択

1-⑤「KB2976978」をアンインストール~「KB2976978」を検索して選択後アンインストール

1-⑥再起動のメッセージが出るので、「今すぐ再起動する」を選択










上記のプログラムをアンインストールし、PCを再起動したら、再度ダウンロードされないようにするために以下の作業を実施します。



■「2.関連するプログラムを「更新プログラムの非表示」に設定」具体的手順

「Windows Update」の「更新プログラムの確認」を開くと、「重要な更新プログラム」のリストにアンインストールしたプログラムが表示されるので、上記のプログラムを1つずつ右クリックして「更新プログラムの非表示」に設定する。

    Windows 8:KB3035583、KB2976978



2-①コントロールパネルの「システムとセキュリティ」を開く

2-②「Windows Update」の「更新プログラムの確認」を開く

2-③更新プログラムの確認画面が表示されます 完了するまで時間がかかります!

2-④更新プログラムを表示 ~「・・・の重要な更新プログラムが利用可能です」をクリック

2-⑤「KB2976978」を「更新プログラムの非表示」に設定 ~選択して右クリックで「更新プログラムの非表示」を選択

2-⑥「KB3035583」を「更新プログラムの非表示」に設定 ~選択して右クリックで「更新プログラムの非表示」を選択

2-⑦KB3035583、KB2976978の更新プログラムの非表示がグレー表示になるので、ここでは、「キャンセル」をクリック

2-⑧更新プログラムが再確認される












■《補足》上記の操作で”Windows10の予約アイコンも削除”できました。



■《補足》PCをWindows 10にアップグレードしたくなったら、非表示にしたプログラムを表示に戻す。

補足-①「非表示の更新プログラムの再表示」を開く

補足-②KB3035583、KB2976978をクリック後、「再表示」をクリック





■ Windows10の自動ダウンロードを防ぐ手順 Windows7編
■  *”Windows10の予約アイコンも削除”


Windows 7の場合も、下記のITmedia ニュースを参考に実施できると思います。

 「Windows 10」、予約しなくても約6GBのファイルを自動ダウンロード
  (回避方法あり) - ITmedia ニュース
  http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1509/12/news017.html

紹介したWindows8.1編の手順を参考に、下記を実施してみてください。私も別途、Windows 7についても実施してみて、別な機会に紹介したいと思います。




  Windows 7の関連プログラム :KB3035583、KB2952664、KB3021917

  1. 関連するプログラムをアンイストール

  2. 関連するプログラムを「更新プログラムの非表示」に設定

 

必要であれば、下記も実施してみてください。

  0. 既にフォルダがダウンロードされている場合は、これらを削除する。
        (OSのドライブにある「$WINDOWS.~BT」と「$Windows.~WS」)