2014年6月28日土曜日

スマートフォンはパソコンと同じセキュリティ対策(安全対策)が必要

2015.8.13大幅見直し

スマートフォンは携帯の高機能版ではなく、「(電話機能がついた)携帯パソコン」です。その為、これまでの携帯電話の安全対策に加え、パソコン的な安全対策も実施することが必要です。スマートフォンを小さなパソコンと考え、パソコンと同様に管理し安全対策をすることが大事です。

スマートフォンの中には、パソコンと同じようにメールや個人情報が満載です。もしも、紛失したら・・・と考えると、怖いですね。

下記では、スマートフォンがどのように危険なのか、またその対策はどうしたら良いか、動画で教えてくれます。動画だと、何が危険なのか分かりやすいですね。これらの動画を家族で見ながら、何が危険か家族で話し合うと良いかもしれません。



 (1) IPA(独立行政法人情報処理推進機構)「スマートフォンの安全対策」が動画で紹介
   大丈夫?あなたのスマートフォン-安心・安全のためのセキュリティ-
   http://www.youtube.com/watch?v=AhiUC7X3VSg


   スマートフォンが急速に普及し利用者が増加する中、利用時の不安要素として、
   「スマートフォン本体の紛失、盗難」、「ウイルス感染による不正利用」、
   「データ盗難・漏洩」等があげられています。このような背景を受け、
   「スマー­トフォン」利用時の注意事項に関する映像を制作したとのことです。


 (2) 政府インターネットテレビ「スマートフォンを安心して利用するための注意点」が動画で紹介

   スマートフォンを安心して使うために!~守ろう 情報セキュリティ3か条
   http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg6690.html

   スマートフォンは、パソコンに近い性質をもった便利な携帯電話端末ですが、
   不用意にアプリケーションをインストールすると、パソコンと同じように
   ウイルスに感染しり、スマートフォンに入っている大切な個人情報が外部に
   漏れてしまう危険性を持っています。


 (3) 政府インターネットテレビ「悪質な手口、情報セキュリティの対策」が動画で紹介
 

   徳光&木佐の知りたいニッポン!~ネット利用者必見!情報セキュリティ
   http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg5798.html


   スマートフォンは、インターネットにつながり、私たちの生活には欠かせません。
   しかし、それに伴い、急速に進化しているのが、個人情報や重要な機密を狙った
   悪質な犯罪、サイバー攻撃です。


■モバイルの脅威 Android OSを対象とする不正アプリの数は、2012年の約1年で300倍以上に増加

トレンドマイクロの情報によると、2011年12月におよそ1000個だったAndroid OS向け不正アプリを、2012年12月には35万個確認、不正アプリの数は、約1年で300倍以上に増加し、2013年この傾向はより顕著になると考えられるとのことです。

 2013年、セキュリティで注意すべきポイントは? トレンドマイクロ セキュリティ情報
 http://is702.jp/special/1272/


■2013年01月22日 日本のAndroidユーザーを狙う悪質アプリが新たに出現

Symantecは、日本のAndroidユーザーを狙う、不正ソフト「Exprespam」が1月初旬から流通し、約2週間で推定7万5000~45万件の個人情報が盗まれた可能性があると伝えたそうです。

Androidユーザーは、アプリはGoogleの公式マーケット「Google Play」でダウンロードすること、そして、セキュリティ対策アプリを活用することが大事ですね。 詳細は、以下のホームページを参照下さい。

 日本のAndroidユーザーを狙う悪質アプリが新たに出現、個人情報流出の恐れ
   - ITmedia エンタープライズ
 http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1301/22/news031.html




■ スマートフォンの安全対策



対策1:(他人が勝手に操作しないように)暗証番号でロックする(画面ロック+アプリロック)

対策2: 必要なとき以外は位置情報サービスを利用しない設定にする

対策3: Android、iOSなどの基本ソフト及びアプリを最新版にする

対策4: 信頼できる場所からアプリをインストールする

対策5: セキュリティ対策アプリ(ソフト)をインストールする

対策6: スマートフォンの紛失・盗難時の対策を考えておく




■対策1:(他人が勝手に操作しないように)暗証番号でロックする(画面ロック+アプリロック)


紛失・盗難時の対応に、暗証番号でスマートフォンの画面ロック設定をして置く必要があります。そうしないと、アドレス帳やメール、スケジュール、写真などの個人情報が盗まれてしまう危険があります。

これに加えて、”必要なアプリだけを選んでロックの設定ができる” アプリを使用し、重要な個人情報を使うアプリは、起動時にパスワード入力しています。

このことで、「画面ロック+アプリロック」の二重ロックにしています。

なお、「ロックアプリ」は様々あります。定番の「アプリロック AppLock」は広告表示が出てめんどうなので、私は、無料版でも機能制限なし「アプリロック(Perfect AppLock)」を使っています。

以下のサイトで様々な「ロックアプリ」が紹介されていますので、自分に合ったアプリを選んで下さい。

 アプリ起動時にパスワードを求めるAndroid向け「ロックアプリ」7選 - CNET Japan
 http://japan.cnet.com/app/android/35058278/



■対策2: 必要なとき以外は位置情報サービスを利用しない設定にする


GPS機能などの位置情報サービスがありますが、写真撮影時にその機能を有効にしたままにしておくと、写真だけを公開しているつもりが、実は撮影場所まで公開していることになります。

私は、このGPS機能、最初は有効にしていましたが、自分の居場所が分かるというのは、どうも気持ちが悪いため、基本的にGPS機能はOFFにしています。


■対策3: Android、iOSなどの基本ソフト及びアプリを最新版にする


パソコンのWindowsと同じように、古いバージョンのままで使用し続けると、不正アクセスや情報が盗み出される危険性があります。

基本ソフトOS以外に、パソコンと同じように、ブラウザなどのアプリもバージョンアップが必要ですね。



■対策4: 信頼できる場所からアプリをインストールする

信頼できる場所とは、メーカーや携帯電話会社が用意する正規のアプリケーション・ストア(アプリ・ストア)です。もし、信頼できない場所からアプリをインストールした場合、ウイルスの被害に会ったり、個人情報を盗まれたり、不正なサイトに誘導されたり、ワンクリック詐欺にあう危険性があります。


■対策5: セキュリティ対策アプリ(ソフト)をインストールする


スマートフォンを狙うウイルスが増えています、パソコンと同じようにウイルス対策専用のアプリを利用することが大事です。

スマートフォンの機能や仕組みはパソコンと似ているため、パソコンと同様にウイルスに感染する可能性があります。スマートフォンを小さなパソコンと考え、パソコンと同様に管理することが大事ですね。


危険なアプリで個人情報が盗まれたりするので、セキュリティ対策を施さなければ、自分だけでなく周りの人にも迷惑をかけることにもつながりますので、対策しましょう。

なお、セキュティ対策アプリはいろいろありますが、以下のサイトを参照下さい。

 Androidのセキュリティ対策 | スマホとタブレットを守る
 http://securitysoft.asia/smartphone/android.php

 iPhone/iPad/iPod(iOS)のセキュリティ
 http://securitysoft.asia/smartphone/iphone.php



なお、セキュリティ対策アプリ(ソフト)は、PC、スマホ、タブレットに必要なソフトです。そのため、最近では、これらをまとめて保護できるソフトも多いので、これらを使うことで、ライセンス管理も容易になり、より効率よくソフトを使用することができると思います。


■対策6: スマートフォンの紛失・盗難時の対策を考えておく

インターネットサービスのID・パスワードが、スマホの中には、数多くあります。更に、パソコンにはなかった電話帳もあるので、パソコンより個人情報が多いです。

なお、パソコンと違い、スマホは外出時に必ず持ち歩きしますので、パソコンに比べ紛失・盗難の確率も、かなり高いので、紛失・盗難時のことを考えておくことが必要です。

スマホの紛失・盗難時にすべきことを以下のブログにまとめてあるので参考にして下さい。

 スマホの紛失・盗難のリスク対策、紛失・盗難時にすべきこと
 http://lifesecurityup.blogspot.com/2015/03/blog-post_20.html